メリットだけじゃなく、知っておきたい井戸のデメリット
2015年10月30日(金)12:11 PM
水道代に比べて割安、カルキ臭のしない美味しい水が飲める、災害時にも水源を確保できるとして人気の井戸水には多くのメリットがあります。打ち抜き井戸なら小さな庭でも井戸掘りすることが可能なので検討している方も多くいらっしゃいます。
しかし、デメリットも持ち合わせていることを忘れてはなりません。
掘ってみてから、こんなはずでは・・・。
と、ならないためにも知っておく必要がありますね。
そこで、今回は井戸のデメリットについてご紹介いたします。
- 目次
- 1. 井戸水の水質について
- 2. 井戸を維持するにはコストがかかる
- 3. 井戸水の水量
- 4. さまざまなメリットも
井戸水の水質について
水道水といえば消毒されていてカルキ臭いといった印象が強いですね。地域によっても違いがあり、臭くて飲めないといった場所も存在します。「その点、井戸水はミネラルが含まれている天然水で不味いはずがない」といったイメージが先行していますが、井戸水の水質は千差万別で汚染されていて飲料水には適さない場合も多くあります。
ピロリ菌は人対人で感染するとされていますが、井戸水の中にも生息しているデータも数多く存在します。また、浅井戸の場合は周辺の環境が変化することで水質が左右されるため、年に一回以上の水質検査は必須です。
ピロリ菌は人対人で感染するとされていますが、井戸水の中にも生息しているデータも数多く存在します。また、浅井戸の場合は周辺の環境が変化することで水質が左右されるため、年に一回以上の水質検査は必須です。
井戸を維持するにはコストがかかる
井戸水は湧き出しているものを汲み上げて使っているので水道代はかかりません。しかし、自治体によっては下水の費用を徴収されますので事前に調べておく必要があります。また、井戸水には井戸を掘る費用・ポンプ代といった初期費用から、ポンプの電気代・井戸をメンテナンスする費用などさまざまなランニングコストがかかることも忘れてはいけません。さらに、水質によってはフィルターを付けるなど対策も必要で、これは井戸を掘ってみないと分からないためあらかじめ織り込んだ費用で維持費を考えておく必要があります。
井戸水の水量
井戸の水量も井戸掘りをしてみないことには詳しくいうことはできません。費用をかけて井戸を掘り、ランニングコストをかけながら維持するのに水量が足りなければ水道を使用しなければならなくなります。打ち抜き井戸なら比較的安価に自分で掘ることができますが、業者に頼めば安くても数十万円の出費になるため綿密な調査と覚悟が必要です。
また、意外なデメリットとして停電時に水が出ないといった点が挙げられます。普通の水道とは違い、電気ポンプによる汲み上げのため停電時にはポンプが止まり、水が出なくなります。もちろん災害時にも電気がなければ水を汲むことはできませんので手動と切り替えられるタイプのポンプを検討するか、太陽発電からの電気にに切り替えられるよう設定をするなど対策が必要です。
また、意外なデメリットとして停電時に水が出ないといった点が挙げられます。普通の水道とは違い、電気ポンプによる汲み上げのため停電時にはポンプが止まり、水が出なくなります。もちろん災害時にも電気がなければ水を汲むことはできませんので手動と切り替えられるタイプのポンプを検討するか、太陽発電からの電気にに切り替えられるよう設定をするなど対策が必要です。
さまざまなメリットも
たくさんのデメリットをお伝えしましたが、それを上回るメリットも存在します。だからこそ、水道が発達し平等に水を得る権利がある今日でも井戸掘りを望む方が絶えないのです。しかし、井戸掘りをする際には、今回ご紹介したようなデメリットがあることも念頭において計画することをおすすめします。
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