井戸掘りで酸欠の可能性!気をつける事
井戸を掘るということは深い穴を掘る、ということですね。地層によっては100メートル以上も掘り進める場合もあります。
この穴、実は、思わぬ危険が潜んでおり、中で倒れしまう方もいらっしゃる程です。あまり知られていませんが、命の危険があるため「少しだけだから大丈夫」と、軽い気持ちで井戸に入るのはおすすめできません。
井戸を検討している、既に持っているといった方はどんな危険があるのか?や、井戸の底の状態についてといった知識を身に付けておく必要があるでしょう。
- 目次
- 1. 個人での井戸掘りの危険性
- 2. 酸欠になるとどうなる?
- 3. 酸欠を防ぐには
- 4. 他にもある井戸掘りの危険性
- 5. 井戸掘りは実績のあり業者に頼むのが一番
個人での井戸掘りの危険性
実用的で節約にもなる井戸。最近は災害用としても注目を浴びており、井戸を求める方が増えてきています。
インターネットで情報を集めて個人で井戸掘りをする方もいますが、意外と危険と隣り合わせなんです。
代表的なものに「酸欠」があります。
なにも「井戸水で溺れて酸欠」という訳ではありません。
「密閉空間でもないのに」とお思いでしょうが、鉱物を酸化させたり、水のない地層に入り込んだりと井戸の底は酸素の濃度は低いのです。
特に、長期間放置してある場合は危険度が高く、井戸を掃除しようと入った方がなくなる事件も時折起きています。
また、中で具合が悪くなった方を助けようと入った方も倒れてしまうという二次災害が起きることもあるのです。「酸素欠乏危険作業者」という資格もあり、専門家以外は大変危険なため、些細なことと思うようなことでも自分で行うことはやめましょう。
酸欠になるとどうなる?
酸欠は前述の通り、場合によっては死に至る恐ろしいものです。
もちろん、井戸掘りどころではなくなってしまいますね。
酸欠の症状としては、軽いものではあくびが出る・頭痛・だるさといった症状があり、貧血のような症状ともいわれています。
ここで異変に気づき、井戸を出て少し休めば体調は戻るでしょうが、集中力の低下や眠気を併発することもあり、上に上がる途中でハシゴを踏み外してしまうなど危険が伴います。
また、作業に熱中している間に重症化しチアノーゼや嘔吐、意識消失・昏睡・けいれん・呼吸停止で井戸の底で倒れてしまう可能性もあるのです。
死に至らなくても、長い時間脳に酸素が足りない状況が続くと後遺症が残る恐れも否定できません。
酸欠を防ぐには
現状を知るために、濃度測定を怠らないようにしましょう。
また、換気の実施や、休憩するときも念のため空気呼吸器などを着用しておくことをおすすめします。
とはいえ、たまに井戸に入るだけのために器具を揃えるのは現実的ではありませんね。
他にもある井戸掘りの危険性
古い井戸でなくても井戸蓋が割れて落ちてしまうという事故も聞かれます。
また、掘っている途中に壁が崩れて土が落ちてきたり、稀に可燃性ガスや硫化水素ガスが発生したりするということもあるため、井戸掘りは危険と隣り合わせなのです。
井戸を掘っている間だけではなく、器具を自作している間に、小さい怪我なども多発する可能性もありますね。
井戸掘りは実績のあり業者に頼むのが一番
一見、井戸掘りは簡単そうですが、ガスや酸欠など危険と隣り合わせながお分かりいただけたでしょうか?とはいえ、井戸が必要だという場合は私ども井戸生活にご相談ください。
今まで積み重ねてきた実績や、培った知識をフル活用して安全な井戸掘りをご提供します。
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