美味しい井戸水のための水質
2015年09月28日(月)10:27 AM
井戸水には様々な利点や用途がありますが、やはり一番の利点は「水が美味しい」ではないでしょうか?安全とはいえ、カルキ臭い水道水はやはり口には合わないという方も多くいらっしゃいますね。自然のままの水を簡単に手に入れることのできる井戸は、そんな方々からも支持を集めています。
しかし、水質によっては手を加える必要や、飲料水には向かない場合もあり、事前の調査が必須になるなど、井戸を掘れば美味しい水が確実に手に入るとは限りません。
そこで、今回はメリット・デメリットを含めて井戸水と水道水の違いについて詳しくみていきたいと思います。
- 目次
- 1. 水道水と井戸水の違い?
- 2. 井戸水がおいしく感じられるのは何故?
- 3. 美味しい井戸水の使われ方
水道水と井戸水の違い?
水道水の水源も、井戸水のように地下水や、川や湖のなど自然の水源を使用しています。一口に水道水といっても水源ごとに、カルキの濃度や処理方法が異なるため風味も異なります。水道の安全性を懸念する声もありますが、理念として万人が使っても問題ないよう安全第一で作られており、そのため念入りな殺菌や消毒が必要不可欠です。
一方、井戸水は、自然にろ過された地下水を使うため、美味しい水で消毒などは必要ないようなイメージがありますね。もちろんそのまま飲める美味しい井戸水もたくさんありますが、地質や環境によって千差万別で、鉄、亜鉛、有機物などが多いとそうとはいえない傾向にあります。また、近隣の工場の影響を受けるなど汚染されていたり、ろ過装置が必要な場合もあり、水道水以上に地域の変化に敏感といえるでしょう。
一方、井戸水は、自然にろ過された地下水を使うため、美味しい水で消毒などは必要ないようなイメージがありますね。もちろんそのまま飲める美味しい井戸水もたくさんありますが、地質や環境によって千差万別で、鉄、亜鉛、有機物などが多いとそうとはいえない傾向にあります。また、近隣の工場の影響を受けるなど汚染されていたり、ろ過装置が必要な場合もあり、水道水以上に地域の変化に敏感といえるでしょう。
井戸水がおいしく感じられるのは何故?
地域の影響を受けやすい井戸水ですが、安全においしく飲める井戸水もたくさん存在します。井戸水で育った方は、ご実家に帰り、井戸水を飲むことで「帰ってきた!」と心から思えるという体験をしている方も多いようです。そんな井戸水の美味しさの秘密は、長い時間をかけ地層によってろ過された水であり、絶妙なバランスでミネラル類が入っていることや、カルキや塩素が入っていないことが大きな要因となります。また、夏冷たく、冬温かい温度の違いも美味しさの要因かもしれません。
美味しい井戸水の使われ方
わざわざ遠くから汲みにくる方もあるような有名な井戸もありますが、各地の名水といわれる井戸水の使いみちをご存知ですか?名水を必要とするものの代表は日本酒で、井戸水の質が少しでも変わってしまうとお酒の味にも変化が出てしまうため、地域ぐるみで大切に守っている地域もあります。
また、井戸水で練り上げ、湯でて、汁にも使用するうどんやそば屋さんも各地にみられ、水まんじゅうを作っている和菓子屋さんでは、毎年夏に涼し気な光景を目にすることができます。最近では、井戸水をペットボトルに詰めて販売している自治体もあり、家にいながら様々な名井戸の水を試飲することも可能です。
井戸の水を飲料用に使うことは、厚生労働省の定める水質基準項目の検査が義務付けられています。井戸生活でも水質についてのご相談をお受けしておりますので、井戸掘りの用途の一つとして、飲料水としての使い道をご検討されている方は、ぜひお気軽にご相談ください。
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