掘り抜き井戸、打込み井戸(打ち抜き井戸)って?
井戸は日常生活の中でだけでなく、災害時に水道がストップしても利用できる水源として見直されており、普通の住宅の庭に掘られたり、工業用の深井戸が掘られたり需要が増しています。また、高額な水道代から開放されたいと、井戸掘りを決意される方もいらっしゃいます。
井戸というと、江戸時代の井戸端会議のような深い穴の開いたものを想像する方も多いかもしれませんが、実は一種類だけではありません。掘り方だけでも幾つかあり、掘る深さによっても変わってきます。今回はあまり知られていない井戸の代表的な掘り方や種類、それぞれの特徴や、そのメリット・デメリットについてみていきましょう!
- 目次
- 1. 井戸掘りにも種類がある
- 2. 掘り抜き井戸
- 3. 打込み井戸(打ち抜き井戸)
井戸掘りにも種類がある
井戸掘りとは、簡単に言ってしまえば水があるところまで掘ればいいのです。しかし、実際にはそう単純ではなく地層に合わせたやり方が必要となり、井戸を掘る場合にはまずそれぞれの特徴や、大まかな費用、また、土地にあったやり方を知ることが大切です。
代表的な井戸掘りの方法に、掘り抜き井戸、打込み井戸(打ち抜き井戸)がありますのでそれぞれ個別に特徴をみていきましょう。
掘り抜き井戸
掘り抜き井戸とは、深く掘った穴の底に水が湧いているもので、イメージとしてはつるべを落として使う江戸時代の井戸というと分かりやすいのではないでしょうか?穴の直径は60cmが一般的で、深さは6mも掘れば井戸として使える場合が多く、掘る場所も余り選ばないメリットがあります。希望の水量にあわせて深さや経を広げることである程度は調整可能であり、柔軟に対応できます。
意欲的な方ですと、DIYで掘り抜き井戸を完成させる方もいらっしゃますが、穴が深くなるため排出した砂利や土の処理に困ったり、窒息やガスが出る場合もありますので、業者に依頼することをおすすめします。
打込み井戸(打ち抜き井戸)
打ち抜き井戸とも呼ばれる打込み井戸は、表面に小さな穴が開いたパイプを打ち込み、そのままそのパイプで水を吸い上げる仕組みです。間違っても井戸になにか落とす心配はありませんし、狭い場所でも対応可能、工事も短時間、排出する砂利や土も少ないとお手軽に井戸を掘ることが可能です。ただし、水量は少なめの場合が多いといわれており、使う水の量を考えながら計画を立てる必要があります。
こちらは比較的簡単にDIYすることができ、挑戦されている方も多いですが、固い岩や岩盤にあたってしまうと井戸は完成しませんので、注意が必要です。
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