井戸水が出なくなる!?トラブルの原因と対処法
井戸掘りをしたら井戸水がでます。水道代はかからないし、災害時に水道が止まっても最低限清潔を保つことは可能です。しかし、井戸も長年使っていればトラブルが起こることも稀ではありません。水道であれば定期的に補修や、点検が行われますが、井戸は持ち主のメンテナンスに一任されていますね。よくあるトラブルに、「水が出ない」という症状があります。今回は水が出なくなった時の対処法や、その原因になりやすいものを詳しくみていきましょう。
- 目次
- 1. 深井戸水が出なくなる主な原因
- 2. 対処法は?
- 3. それ以外にも
深井戸水が出なくなる主な原因
家庭用の井戸なら井戸ポンプを使って水を汲み上げるタイプがほとんどを占めています。まず、井戸水が出なくなる原因として、ますポンプのトラブルを疑ってみましょう。
井戸ポンプのトラブルには、呼び水が入っていない、吸い込み部のパイプ・ジョイントが劣化して空気が入っているや、錆びて詰まってしまっている、部品の劣化、などが挙げられます。また、長年使っていると井戸にメンテナンスが必要な場合や、ごくたまに井戸水がかれてしまう場合もあります。
対処法は?
実は、ポンプのトラブルは意外と簡単に対処できるものもあります。呼び水がなければ入れて様子を見るといいでしょう。空気が入っている場合には部品を取り寄せるや、ホームセンターで入手できる場合もあり取り換え作業で真空を保てるようになれば、吸い上げが復活します。
目詰りについては定期的なケアが望まれますが、詰まってしまった場合はコンプレッサーを使用し掃除することで解消されます。部品の劣化が見られる場合には、注文し交換することで機能の回復が見込まれます。いずれの処置も説明書を見ながら井戸ポンプの様子を確かめてみましょう。もし、わからない場合や、お急ぎの場合は、<購入した業者や製造元に問い合わせることがおすすめです。
それ以外にも
井戸ポンプの設置から10年ほど経つと、チラホラと水が出ないなどのトラブルが出始めます。それ以外の原因で考えられるのは、井戸の底に砂が溜まり底面が上昇することで吸い上げられる地下水が減る、といったこともあります。この場合は井戸そのものをメンテナンスする必要があります。
また、井戸が浅井戸の場合は、周囲の環境に水量や水質が左右させることもあり、井戸が枯れてしまう場合や、水量が以前のように確保できなくなる場合もあります。いずれにしても判断がつかない場合は、
井戸掘りを頼んだ業者に診てもらうことが解決の近道となるでしょう。
井戸生活では、井戸を設置してから1年以内は基本的に無償で、1年以降は有償で、洗浄や点検、メンテナンス等を承ることが可能です。壊れにくい、寿命の長い井戸を掘ることはもちろんですが、井戸を設置した後に万が一トラブルが発生した際は、お客様の井戸をよく知っている、井戸を掘らせて頂いた業者が一番適切にトラブルに対応することが出来ます。井戸掘り業者を選ぶ際は、是非、井戸掘り後のアフターケア・メンテナンスをしてくれるのか?という所も選択基準に入れて頂くことをお薦めいたします。
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