井戸の節約効果は?井戸掘りで水道代の節約
井戸といえば、江戸や昭和なイメージがある方もいらっしゃるでしょう。しかし、平成の世においても東日本大震災をキッカケに井戸は再評価を受けています。東日本大震災では水道が90%復旧するまでに23日もの日数がかかっており、生活に大きなダメージを与えました。もし、自宅の庭に井戸があれば最低限トイレや、手洗いには困らない生活ができたのではないでしょうか?また、井戸から水を取ることで水道代の節約となり、こちらでも注目を集めています。ここでは井戸の節約効果について具体例をあげ、詳しくみていきましょう。
- 目次
- 1. どのくらい節約になるの?
- 2. 井戸水の使い道は?
- 3. 家庭用と業務用の効果の違いは?
どのくらい節約になるの?
使い道や水量によってもかなり違ってきますが、夫婦2人でお風呂や洗濯、洗車といったものに井戸水を使い、調理や飲料水、トイレに水道水を使う場合は、水道水の料金は基本料金内で賄うことが可能です。
基本料金は自治体ごとにばらつきがありますが全国平均は2ヶ月で1500円程度、水道代が2月で1万円を超えるお宅も多いことを考えるとかなりの節約になることが分かります。お子様のいるご家庭なら、水道代を気にすることなくお庭で水遊びも楽しめますね。
井戸水の使い道は?
同じ地域で井戸掘りしても品質に差が出るほど井戸水の状況は様々で、そのままで飲める水がでるとは限りません。保健所にて品質検査を受け、合格するのであれば飲料水としても使うことができますが、そうでない場合でも屋外の清掃や、洗車、家庭菜園などにはもってこいです。
また、夏は冷たく冬は温かい性質があり、雪の降る地域では融雪装置にも惜しみなく利用することができるのは嬉しいですね。しかし、夏にお風呂の水として使用すると温度が低いため、沸かす費用が多くかかる場合があり注意が必要です。
家庭用と業務用の効果の違いは?
家庭用であれば、品質や水量に応じて水道代節約の強い味方になりますが、業務用の場合はどうでしょうか?家庭用の比にならないほどの水道代がかかっている業務用は節水だけでは節約にも限界がありますが、井戸水を使うことによってかなりの節約効果が期待できます。
井戸掘り工事などの初期費用がかかりますが、年間60%もの節水を実現し年間1500万円以上の節約に成功した病院の例や、70%の節水に成功し年間90万円もの水道代を節約している工場の例のように数年で初期費用を上回る節約効果をもたらします。また、災害時においても業務を続けることができるメリットや、近隣の住民に水を開放し社会貢献になるメリットもあります。
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