打ち抜き井戸のメリット・井戸掘り方法のご紹介
- 目次
- 1. 自然災害に備え、今見直されている井戸
- 2. 打ち抜き井戸とは
- 3. 打ち抜き井戸のメリット
- 3.1 手間がかからない
- 3.2 掘り出す土砂の量が少なく済む
- 3.3 比較的簡単な道具(手製の井戸掘り器や掘削機)を利用することで掘ることが可能
- 3.4 費用が安く済む
- 4. 打ち抜き井戸の構造
- 5. 打ち抜き井戸の掘り方
◆自然災害に備え、今見直されている井戸
地震や台風などのような自然災害は、いつ起こるかわかりません。その災害はある日突然やってきますので、私たちはそのときに備えて、できる限りの対策を考えておくべきではないでしょうか。
たとえば、災害などでライフラインがストップしたらどうしますか?すぐに復旧できればよいですが、対策が遅れれば、きっとパニック状態に陥ります。今は太陽光などを利用した自家発電機などが普及していますので、電気についてはなんとかなりますが、水が出なくなってしまったら命にかかわります。また、わずかな飲み水が手に入ったとしても、通常の生活を送ることはできません。
そこで、活躍するのが井戸です。昔は、あちらこちらに井戸が見られましたが、最近はあまり見かけなくなっており、万が一のときの不安は大きいです。この不安を解消しようと、最近自宅に井戸を所有する人が増えてきました。もちろん、普段は庭の水やりなどに使用することができるので、水道代の節約にもなります。
◆打ち抜き井戸とは
井戸には、2つのタイプがあります。ひとつは、水が出るところまで掘り続ける「掘り抜き井戸」と呼ばれるもので、もうひとつが「打ち抜き井戸」というものです。
この「打ち抜き井戸」は、名前の通り、幅15cmほどの穴を水脈まで掘りパイプを打ち込む方法でつくる井戸のことで、打ちこんだパイプから水を引き込み、汲み上げる仕組みになっています。
掘り抜き井戸に比べて簡単な方法で作ることができるため、自分で井戸掘りをすることも可能です。
◆打ち抜き井戸のメリット
比較的簡単な方法で作ることができる打ち抜き井戸には、さまざまなメリットが挙げられますので、具体的にご紹介しましょう。
1手間がかからない
掘り出し井戸の場合、人が入れるくらいの大きい穴を掘りますが、打ち抜き井戸の場合は15cmほどの幅の穴を掘っていくので、手間がかかりません。
2掘り出す土砂の量が少なく済む
穴の幅が狭く、掘ったときに出る土砂の量が非常に少ないため、その処理が簡単です。
3比較的簡単な道具(手製の井戸掘り器や掘削機)を利用することで
掘ることが可能
掘り抜き井戸の場合、大がかりなボーリングの機械が必要になりますが、打ち抜き井戸の場合は、比較的簡単な機械で作業が可能です。
4費用が安く済む
手間がかからず、大がかりな機械も必要ないため、当然費用を抑えることができます。
◆打ち抜き井戸の構造
水脈まで掘り進め、届いたところで100mm径の井戸パイプ(井戸枠・ケーシング)を入れます。パイプの先端に穴を数多く開けておくことで水を取り入れることができるようになっており、その水をホンプで汲み上げます。電動ポンプが楽ですが、停電時にも汲み上げることのできる手押しポンプを設置しておくと、災害時にも備えることができます。
また、パイプと井戸の穴との間に砂利を入れることで、砂などが井戸に入ることを防ぐことができます。
◆打ち抜き井戸の掘り方
打ち抜き井戸は、自分で掘ることができます。スコップなどを使用し、自力が掘れるところまで掘っていきます。おおよそ1mくらいのところで、水を注入し、井戸掘り器を使用して深く掘り進めていきます。
井戸掘り器は、上下に動かすと、掘った土を取り込む仕組みになっているので、その取り込んだ土を外に出しながら、掘っていきます。この作業を繰り返していきますが、地層によっては、井戸掘り器だけでは難しい場合もあり、途中で断念せざるを得ないこともあるかもしれません。
確実に井戸を設置したいとお考えの方は、当社にご依頼ください。当社は、低騒音の掘削機を使用して確実に掘っていく専門の井戸堀り業者ですので、手間をかけずに確実な方法で井戸を作ることができます。ご不明な点などは、ご連絡ください。
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