井戸水の排水を下水道に流す際の注意
2015年12月21日(月)10:23 AM
井戸水は地下水を組み上げるものなので、水道水とは違い消毒殺菌などの手間はかけられていません。井戸を掘ると地下水を無料で使用できる素晴らしいメリットがあるのですが、下水についてはほとんどの地域で規制があります。誰のものでもない地下水なのに使用料を払うなんて!と、お考えになる方もいらっしゃるかもしれませんね。そこで、今回は井戸水の排水を下水道に流す際の注意についてみていきましょう。
- 目次
- 1. 許可や規制とは?
- 2. 井戸水なのに下水代?
- 3. 下水に流す場合の注意点
- 4. 排水についてもしっかり弊社でしっかりサポートします!
許可や規制とは?
井戸を掘ること決めたらまず、市役所や水道局に届け出や許可を取りに行く必要があります。地域によっては利用できる地下水の上限が決められていたり、下水料金を支払う義務があるなど井戸を自由に使用していいわけではなく規制があることを覚えておきましょう。たとえば、さいたま市では井戸水のみを利用している場合は1人につき1か月6立方メートル、水道水と併用の場合は多い方を採用して下水料金を支払う必要があります。また、東京都では手押しポンプであれば使用人数で、電動ポンプを利用している場合は時間計を下水局負担で設置して計算する形をとっています。地域によってはまったく規制がない場合もありますが、井戸水を掘削する場合にはまず下水料金を確認することをおすすめします。
井戸水なのに下水代?
飲料水に利用できなくても、日常生活で井戸水を使用する場面は沢山あります。トイレやお風呂、洗濯などの生活用水はその代表的な利用例です。確かに井戸は地下水を使用しており、上水道を使用していません。しかし、井戸水を日常生活に利用した場合でも下水道に流れ、最終的には処分場でキレイな水に生まれ変わらせる工程が必要になります。つまりは、井戸水であっても下水道を利用するため、井戸水であっても下水代がかかるということです。
下水に流す場合の注意点
散水や農水など下水に流さない場合は下水料金はかかりません。しかし、生活用水と同一の井戸を使用してメーターでの下水代を算出する場合は下水を利用したとみなされ、料金を請求される場合があります。下水の申し込みをする際にあらかじめ相談しておくといいでしょう。各自治体によってや、水道と井戸水を併用する場合・井戸水のみの場合など算出方法が異なりますので、しっかり把握しておきたいですね。
排水についてもしっかり弊社でしっかりサポートします!
下水代とは汚水をキレイにするための施設費や維持費、人件費などに使用されるため雨水や井戸水であっても、下水を利用する際には支払いの義務が生じます。知らずに利用していると超過料金を払わなければならない場合もあるので注意が必要ですね。また、自治体によって算出方法や申請場所が異なり、ややこしいと思われることも多いでしょう。そんな時には井戸生活にご相談ください!井戸掘りだけでなく、排水についてもしっかりサポートさせて頂きます。
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