井戸堀り工事トリビア!?掘削方法の違いとは

2015年09月14日(月)10:12 AM
162189小さな井戸を掘るなら個人でDIY井戸を掘ることもできますが、本格的な規模の井戸を掘るにはやはり業者の手による井戸掘削工事が必要になります。その方法は3つあり、「ロータリー工法」「パーカッション工法」「エアハンマー工法」といい、規模や予算、条件に応じて工法を選択します。今回は、それぞれメリット・デメリットや、特徴などをご紹介いたします。

ロータリー工法

176024ロータリー法は、浅い井戸から1500mほどの深い井戸まで掘ることが可能で、様々な地層の井戸に対応しています。掘削方法は、トリコンビットという刃物を回転させ地層を切削破砕して掘り進めるものです。

掘削時の騒音も他の工法と比べて静かなのにパワフルで工事期間は短くて済むため、市街地で井戸掘削する場合に適しており、商業施設や、温泉掘削、工業用井戸などでも活躍をみせています。オールマイティーな掘削方法ではありますが、掘削時に泥水を大量に使うことで、その処理費用、その後取水効果が悪くなることがあることや、多めにかかる人件費などを加味する必要があります。

パーカッション工法

113577ローピング工法とも呼ばれるパーカッション工法は200mまでの比較的浅い井戸に適した掘削方法で、砂礫や玉石層を得意としています。ビットという掘削機の一部を地面に叩きつけ、その衝撃で地面を突き崩しながら掘り進める方法です。

そのため、掘削時の振動や、騒音は大きめとなり、市街地での作業ではデメリットとなります。しかし、ロータリー法と比べて仕上がりがよく、井戸掘削機自体が安価で作業員の数も少なくて済むことから工事費は低めの傾向にあり、郊外の施設ならおすすめの工法といえます。

エアーハンマー工法

105979ダウンザホール工法とも呼ばれるエアーハンマー工法は、圧縮空気でビットと呼ばれる井戸掘削機の掘削部分をピストン駆動させ、その打撃で井戸を掘っていく工法です。硬い地盤でも掘り進むことが可能で、泥水を使用しないため工期が短く、工事費も安価、小規模な井戸に対応するといった特徴があります。掘り進めながら、水量や水質を把握できることから、試験用にエアーハンマー工法を使う場合もあります。

しかし、使用できる地層が限られていることや、あまり深く掘ることができない、というデメリットがありどの場合にも対応するわけではありません。また、掘削時の騒音がかなり大きく、住宅密集地では騒音問題にもなりかねませんが、ゴルフ場など郊外施設には持って来いの工法といえます。

井戸生活では、お客様の要望や、地質の具合を考慮して最適な工法を提案いたします。井戸を検討している方や、候補地の地層が知りたいといったご質問も、お気軽にお問い合わせください。



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